2015-01-21
古民家は新築より暖かい?
150年以上前に建築された古民家を昨年にリフォームさせていただいたお宅。あったか断熱改修工事もさせていただいたのですが、『とにかく暖かいです』とお伺いするたびに仰っていただけます。
タイトルにも書きましたが、日本の古民家はなおして生かせるのなら建て替えないことを強くお勧めしたいのです。とにかく暖かい家になります。私は、過去のいくつもの断熱改修経験から、断熱改修した古民家は新築するより暖かいのではないかと思っています。もっと正確に言うと、同じ温度なら新築住宅よりも体感温度が高い家、それが古民家であることに、あるとき気づきました。恐らくは、大断面の木材が蓄熱することと関係があると推測しています。
一般的には『我が家はとにかく古い家だから寒い。今どきの新築住宅に建て替えなければ暖かくならない。』との誤解をされている方が大多数だと思うのですが、実際は違います!日本の古民家こそ、断熱改修リフォームををしたら本当に暖かい家になるんですよ。その事をぜひ知っていただき、日本の宝ともいうべき古民家を安易に解体して建て替え新築しないように考えていただけることを願っています。