2014-03-26
外壁下地
宇都宮の新築宅。玄関ポーチからテラスを見たところ。外壁は左官仕上げとなるため、「ラス下」と呼ばれる板張りの下地が完成しました。ここまでの外壁下地の構成は、以下の通りとなっています。
1.構造用合板貼り
2.透湿防水シート貼り
3.たて胴縁設置(通気層)
4.ラス下横板貼り
ここまでが、下の写真の状態です。これから先は、左官屋さんの工事となります。
左官屋さんは、引き続き、次のような工事を行っていきます。
5.アスファルトフェルト防水紙貼り
6.ラス網貼り
7.下地モルタル塗り
8.中塗りモルタル
9.砂しっくい塗り櫛引仕上げ
と、このような順序で仕上げていきます。また、室内側も石膏ボードの上に珪藻土塗り仕上げをしますので、外壁の厚みは通気層も含めると約17センチにもなります。
ちなみに左官屋さんが現場にやってくるのは、大工さんの工事が終わってからですので、まだまだ先になります。理由は、なるべく振動が少ない状態で左官塗をしたいからです。
外壁左官塗りは季節を選びます。というのは、厳冬期の施工は困難です。そういう理由から外壁左官工事を断念された方もいらっしゃいます。時期が待てないとなれば無理は禁物ですからやむを得ません。