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2008-05-03

少し凝った外装の家・・・2

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昨日の日記で、1階のサイディング壁と2階のカラー砂漆喰壁との仕切りに、帯状のレッドシーダー(写真の茶色部分)が廻っていることをご紹介しました。

ちなみに、写真に映っているベランダの手すりも、レッドシーダーです。横のバーだけが木で、笠木(ベランダ壁の雨よけフタ)と縦の棒はアルミ製品です。また、この手すりは、めったに雨に濡れる事はありません。

設計したときと施工監理したときの、ちょっと工夫したお話です。下の写真を御覧下さい。

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1階と2階の間の仕切りの茶色い帯が、サッシのところで途切れていますが、帯の上の細い水きり金物(こげ茶色)は連続しています。サッシは既製品サイズですし、サイディングも既製品なので模様の高さも決まっています。写真のように高さをそろえるためには、矩計図(「かなばかりず」と読みます)の厳密な検討が必要で、これが最も苦労した点です。玄関入り口の軒天井との高さとも揃っています。これらを図面通りに実現させるために、現場に張り付いて、職人さんと一緒にスケールを当てながら、見えない部材の高さなどの調整を検討しました。

ちょっと難しいお話ですみません。見栄えを良くするために、こんな苦労もしたんですよ、というお話でした。