2019-12-04
4種類の板張り
現在、鹿沼市内で新築中の家の板貼り4種類を紹介したいと思います。
まずは、外部の板貼りですが、これは左官壁の下地となるため、間もなく見えなくなってしまう板貼りです。「ざら板」と呼ばれる板です。
板と板の隙間から白い部分が見えますが、透湿防水シートです。このシートは、壁の内部から湿気を排出することができますが、外側から壁内部へ向かっては防水するという、水分一方通行の特殊なシートです。
また、板と板の隙間に「たての棒」が見えますが、これは「たて胴縁」と呼ばれる部材です。透湿防水シートと板張りの間に、わざと隙間を設けています。通気層と呼んでいる空間です。湿気の排出や、二重に防水するなどの目的があるのです。
2番目の板貼りは、床板です。写真のピンボケ、申し訳ありません( ^ ^;)
床に貼っている途中の板は、「ひのき」の床板です。厚さは15mm。節がなく、とても美しいですね。板の長さは6尺(約1.8メートル)しかありません。それを1枚ずつ、丁寧に貼っていきます。貼る前には、長さが不揃いな無垢板を一定の長さに正確にカットするのも大工さんの仕事。そのため、大工さんはとても手間がかかるんですよ。
「4種類の板貼り」の続き、3番目と4番目の板貼りは、また明日紹介させていただきます。