2013-06-15
三溪園
横浜市の本牧に近いところにある広大な敷地に、鎌倉や京都から移築された建築群。原三溪という実業家が芸術振興のために作った壮大な庭園です。
横浜市が原家からこの広大な遺産を譲り受けてから今年が60周年だそうで、建物全棟の一挙公開!という催しを16日までの期間で行われていたので、急きょ、視察に行ってきました。
私がここへ来たのは、おそらく20年以上ぶりだと思います。
建物の珍しさや構造の素晴らしさなども驚きでしたが、その保存状態も良好で、日本建築の美というようなものをあらためて発見したような気持ちにさせてくれる建物ばかりでした。
遠くから見れば単なる合掌造りの古民家も、何でもいいという訳ではなく、えりすぐりの建物を移築したように思います。
建築単体も素晴らしいけれど、その配列や構成による見え方の妙や、それに庭園そのものが素晴らしいですね。日本的な空間構成の美を体感するのにはもってこいの機会でした。