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2011-11-09

今月初めの近況

外壁が砂漆喰になる新築住宅では、左官屋さんが2度目の下塗りを行なっています。1回目はリブラスと呼ばれる、おうとつ状に編み込まれた『ラス網』と呼ばれるものを伏せ込んであります。2度目の下塗りでは、窓の周囲をネットで伏せこみます。割れ防止をするために有効な方法です。

猪倉の新築住宅

こちら、お願いしている左官屋さんのお父さん。まだまだバリバリの職人さんです。ポーチ柱周りの防水工事をしているところです。

猪倉の新築住宅

室内では、和室が京壁塗りとなります。コテを丁寧に引きながら、平で美しい下地を形成していきます。左官工事は、何回見ても飽きない魅力がありますね。

猪倉の新築住宅

大工さんも引き上げましたので、廃材処理も行います。分別しながら袋詰めにしたゴミを、産廃の処分運搬お資格をもった業者さんが撤去していきます。

猪倉の

引き上げた大工さんは、先日ご紹介させていただいた、こちらの御宅の仕事に行かせていただきました。市貝町の御宅です。玄関回りの破損したタイルを撤去し、新たに杉板針とする工事と、玄関サッシの断熱化工事です。断熱材が全く入っていなかった壁には高性能グラスウールと呼ばれる断熱材を充填し、透湿防水シートで覆います。

市貝町の家

その後に、化粧仕上げとしての杉板を貼りました。

市貝町の家

こちらは、杉板の赤味の部分。木目がとても美しいですね。このまま、着色したくない衝動にかられるのですが、やはり全体のバランスを考えなければなませんので、おもいきて濃い色に着色しました。

市貝町の家

その結果が下の写真のとおりです。最初は無着色だったけれども年月を経て色濃くなった構造材。その色に全くなじむように着色しました。完成してみば、最初からこうだった、と思えるような自然な風合いに仕上げることができました。

市貝町の家

大工さんの小曽根さんはというと、またまた日光以内へ戻ってきました。今度は小さな増築を伴うリフォーム工事のお宅です。

猪倉の家リフォーム

増築するところに建て主さんのご主人が自作した犬小屋。移動しなければなりませんが、大人数名ではびくともしない重量があります。そこで、片方をユニック車で吊り、もう片方を大人5人で持ち上げながら移動しました。

猪倉の家リフォーム

その時の状況は、まるで絵になるような光景なはずしたが、私自身も加わりましたので、写真に残すことができませんでした。本当に残念です(^^;)

猪倉の家リフォーム

リフォームのための、最初の解体工事が続きます。なんでもないように見えるこの部屋も、大掛かりに模様替えします。ちょっと驚くような空間になる予定です。

猪倉の家リフォーム

ところ変わって、ここは真岡市内の某所。新築計画中の敷地なのですが、建て主さんが建物の配置と駐車場の関係や距離感などを把握していただくために、地面に紐を張ってきたのでした。南の方は、まだまだ暑いですね。シャツを腕まくりしながら、妻にも手伝ってもらっての作業となりました。

真岡の家

これで建て主さんも空間が実感できることでしょう。