連休中も現場は進んでいます
市貝町で屋根葺き替え工事中のお宅です。震災の影響で屋根ルーフィングや下地合板、それにガルバリウム鋼板のいずれもが入手しにくくなっている状況の中、なんとかすべての材料を予想よりも早く入手することができました。これまで雨漏りに困っていたお宅です。天気が安定しているうちに少しでも早く、と、原田板金さんが頑張ってくれています。
広い庭先には、屋根鋼板を折るための機械が設置されています。ここにガルバリウム鋼板を通していきます。
長い屋根鋼板を次々と重ねていくのですが、原田板金さんは手作りのローラーを使って、材料同士を引きずる事がないように配慮しています。原田さんの材料に対する思いが感じられますね。
次々と屋根に葺くための折られた材料が出来上がっていきます。これらを屋根の上に持ち上げて葺き込んでいくのです。
増築部分(右側)の銅板葺きで、落下した瓦で破損した部分の補修も済んでいます。また、瓦の上薬で腐食した谷の部分も、ステンレス鋼板に葺きかえられました。
一方で、こちらは日光市内の君島理容さんの新築現場です。足場に渡辺建築工房のイメージシートが張られました。日光東照宮への目抜き通り沿いですので目立ちますね(^^;)
屋根のルーフィング貼りも、また瓦桟と呼ばれる、瓦を引掛ける部材の取り付けも完了しました。
既定の5割増しで設計した『すじかい』も取り付けられていきます。今回は、すじかいの工事が完了するまでは屋根に瓦材を載せないように指示しています。不意の余震に備えるためです。
ところで、今回の地震で屋根瓦が落下しているもののほとんどは、屋根の棟の部分を何段にも積み重ねたものがほとんどです。スッキリと一段で納めれば、まず落下する恐れはありません。もちろん、丁寧できちんとした施工をすることは必要ですが・・・。
横浜にお住いの、君島理容さんのお嬢様から、我が家の子供たちへとのことで、お土産をいただいてしまいました。『赤い靴下』と書かれた箱と、横浜の地図です。本当にありがとうございました。
ところで、『赤い靴下』って、どんなものでしょう?それは、明日のお楽しみということで。