2010-10-06
イタリア製の大判タイル
左官屋さんが、モルタルを捏ねているところです。大量の素直使う力仕事ですが、また配合など経験も必要とする難しい仕事でもあります。
できた材料を玄関前のコンクリートに敷いていきます。そして、綺麗に平らに均していきます。これも熟練を必要とする技ですね。しかも水平ではありません。よく見ないとわからない程度(1/100)の勾配を要求しています。強風で吹き込んでしまった雨を外側に排出するためなのです。
約34センチ角というイタリア製の大判タイルを張っていきます。玄関ポーチの大判タイルは、渡辺建築工房の玄関ポーチでは定番ですね。とても見応えがありますよ。
貼り終えたタイルに『目地詰め』という作業を行います。目地となるモルタルをタイルの上から刷り込んでいくのです。
刷り込んだモルタルを、乾燥のタイミングも見計らいながらスポンジで丁寧に拭き取っていきます。
とても魅力的なタイル貼り仕上げの姿が見えてきました。とても素敵だと思いませんか?見た目だけではありません。表面の滑りにくさも考慮して製品の選択をしています。
作業を開始した昨日一日だけで、いちばん外側の垂直面を除いて外部のタイルは仕上がりました。このイタリア製の大判タイルも見学会の大きな見どころですので、ぜひ、楽しみにしていただきたいものですね。
引き続き内部のタイル貼り作業を行います。とても手際よくリズミカルに作業は続きます。