住宅完成保証
7月になりましたね。今年も半分が終わりました。
後半も、ますます元気に頑張っていきましょう。
今日は、住宅完成保証についてのお話です。
昨年から今年にかけて比較的に大きな住宅会社の倒産がありました。
その中で、住宅完成保証制度に関する報道もあり、
住宅完成保証制度の存在が、少しではありますが
一般の人にも知られるようになったようです。
工事費の全額を前払いした直後に倒産、という悲惨な方もあるようですね。
お気の毒とは思いますが、もう少し慎重になれなかったかなという気もします。
住宅完成保証制度ですが、実際に、この保険をかけての工事は、
まだまだ、ごくごく少数かと思われます。
昨年から今年始めにかけての有名な二つの倒産ともに、
経営者側では分かっていた事ですので始末が悪いと思います。
それから完性保証制度の存在を伝えて安心させながら、
実際には完成保証の保険をかけていなかった、という例もあるようです。
つまり、どんなに制度が完備しているなどといっても、
実際には、それを誠実に履行してくれる業者でないと駄目だという、
きわめて常識的な話で終わってしまう訳です。
完成保証制度が適用できる会社だとしても、
それが実行されるための手続きなどというのは、
一生に一回だけ家を建てる一般の方が知っている筈がありませんからね。
リスク回避の方法が信頼できる会社(事業者)かどうか、
という事だけでは判断が難しい話ですから、
支払い方法(サイト)についても考えて欲しいと思います。
全額を前払いするというのは論外だと思います。
とても大きな値引きを提示して契約を獲得する、
というのも、とても怪しい話なのです。
最初に提示した見積りは何だったのか、という事になりますから。
もともと、倒産が心配な会社や事業者は受注するな、と言いたいところですが、
当の相手に悪意があれば、そんな事を言っても始まりませんよね。
当ホームページの「保証体制」でもご紹介させていただきましたが、
渡辺建築工房が完成保証制度の適用事業所になった理由は、
自分がお客様のお金を持ち逃げしたり、
使い込みや個人破産などをする心配をしたからではありません。
住宅の完成が、私個人が健在である事に掛かっているからです。
私が、どんなに注意しても、死亡事故や長期入院などで、
現場の指示もままならない事態には陥らない、
という保証がないからなのです。