2009-07-30
快適かつ便利さを追求した建物
昨日は、弊社での家づくりを検討されているお客様を宇都宮市のKさん宅にご案内しました。
Kさんの奥様は、わざわざ庭の芝を綺麗に刈っていただいてお迎えしてくださったのでした。
一生懸命に応援していただいた、その気持ちに胸が熱くなりました。
その帰り道、専門書を9冊ほど買いあさった後に、
そのうちの一冊を携えてファミリーレストランで昼食をとりました。
帰り際、玄関のアプローチに感心したので写真に撮りました。
ゆったりと長いスロープ、と言ってしまえばそれまでですが、
とにかくゆったりしていて、歩いていて違和感がありません。
また、スロープ全体が屋根の下に納まっていますので、
雪や雨の日に滑る危険もありません。
自動車を横付けして車椅子の方が降りても、
最初から雨などに濡れる心配がありませんね。
駐車場からのアプローチを、スロープと階段に別けなかった
(道路の方からアプローチするための階段もありますが・・・)
という設計も、意外に少ないのではないかと考えました。
車椅子の人もみんなと同じメインの通路から行ける。
こういうのは、さぞかし気持ちが良いことでしょう。
こういう心遣いがあれば、次もまた、
そこに行きたいと思うことでしょう。
そういう日常の何気ない便利さを、
どこまで追求できるかで、
とても居心地が良く快適な建物にもなれば、
なんとなく従来通り不便で、
しかも、それがあたり前だと諦めざるを得ない、
そういう建物にもなってしまいますよね。
そんな事を考えさせてくれた建物でした。