2007-09-30
大屋根とパイン材の勾配天井 珪藻土仕上げのやすらぎの家(日光市)
断熱改修工事をさせていただいた日本家屋の家のご近所さんです。親戚の日本家屋が本当に暖かくなったことに驚き、自らの生活を変えるべく、渡辺建築工房でご自宅の建替え新築を決断されたのでした。
周辺環境に調和させた大屋根の外観
近隣と同じ瓦屋根の大屋根構造とし、自然豊かな農村風景にマッチするようにしました。1階の屋根から2階の屋根に連続する部分は、リビングの吹抜け空間とし、内外構造の一体性を表現しました。
玄関へのアプローチ
玄関入口の屋根を支える柱は、人造石張りでアクセントをつけました。外壁はカラー砂漆喰櫛引き仕上げです。微妙な色合いを5種類ほど調合し、お客様と一緒に検討して決めました。「想像以上に良い色だった」と満足していただけました。
大屋根の下のリビングルーム
珪藻土塗り仕上げの壁と、パイン材の天井板の組み合わせが、空間を優しく包み込んでいます。天気の良い日は、大きな出窓の上のハイサイドライト越しに見える青い空や白い雲が本当に素敵なんですよ。
吹抜け越しに2階の寝室を見る
リビングから2階寝室の窓が見える事で、たての繋がり感があると同時に、家全体を無意識に把握できる安心感が生まれています。窓の下の花台は、空間のアクセントになるだけではなく、窓越しに恐怖感を感じない効果も狙っています。
外構
アプローチから庭に向けて、建て替える前の家に敷いてあった大谷石を並べました。質の良い大谷石が適度に風化した様子がとても美しく、新品では味わえない、魅力のある空間になりました。