2012-08-04
ヘリテージマネージャー養成講座
ヘリテージというのは、辞書によると『受け継いだもの。また,代々継承していくべきもの。遺産。』という意味だそうです。所属する栃木県建築士会が今年から始めたヘリテージマネージャー養成講座。継承していくべき建築の保存活用法を、ソフトとハードの両面から学び、専門家としてアドバイスできる人材を養成する、というわけなのです。第一日目の講習は、伝統的な民家に関する基礎講義の後、宇都宮市岡本町にある岡本家住宅の解体修理現場で行われました。設計担当者や所有者による説明もありました。
足場を登って屋根のすぐ間近に。古民家を、こういう状態でこういう場所から見られるという事は、一生のうちにそうある事とは思いませんので貴重な機会でした。
下を見下ろすと、足がすくみます。普段は現場監督もするくせに、高いところが苦手な私です。もっとも平気になったら逆に危ないかもしれませんが・・・。
細かな仕口やディテールを観察。壊れているところや、その対処法など、何一つとして唯一の正解というものがないのが難しくもあり、また、楽しくもあり・・・。