toggle
2009-10-26

左官塗り壁用防水下地工事が始まりました

外壁左官塗り壁の防水下地

外壁が、2階部分だけ黒くなっていますね。1階と2階がムク板の腰帯で分かれていて、
2階部分のみに防水下地工事を施工した状態の写真です。

防水下地の仕様は、アスファルトフェルトという黒くて重いシートです。
その上から、今度はモルタル下地用に「波ラス」と呼ばれるメッシュ状の金属を張っていきます。

モルタルは軽量モルタルというもので、建物が軽くなる事と割れにくくなるというメリットがあります。

サイディングの壁でしたら、とっくの昔に外壁工事は終わっていますが、
なるべく大工さん工事の振動がなくなる時期を待っていたのでした。

そういうことにも神経を使う左官工事ですが、
手間をかけた分だけの表情は作りたいものですよね。

ところで、この写真ではわかりにくいのですが、黒い壁になってみたら、
墨漆喰で仕上げた蔵を思わせる表情で、なかなか良いんです。

恐らく、建物の細部の寸法等によって、蔵のような雰囲気が出ているのだと思います。

最近は黒い住宅もちらほら見受けれられますが、やはり明るく彩色した方が威圧感がないですね。