2011-01-15
外壁の進行
外壁工事が順調に、しかも丁寧に進行しています。2階のベランダ部分も御覧の通り。とても表情豊かな外壁材です。足場に掛かっているブルーの養生ネットが邪魔をして、本当の色(アイボリー)ではなく、グレー色に見えてしまっているのが残念ですが・・・。
写真を見ていただくと、屋根の軒先に、すでに雨どいがかかっているのがお分かりいただけると思います。
次の写真は、もっとわかりやすいですね。雨どいが付いていて、マスの部分から白い配管が横に美ているのが確認でます。
通常の住宅現場では、外壁が完成するまで雨どいを付けないのがほとんどだと思います。壁を縦に雨を落とす『たて樋』が、外壁の完成後でないと設置できないからです。しかし、それでは雨が降った時に、屋根に落ちた雨が軒先から勢いよく流れ出し、それが足場板に衝突して跳ね上がり、外壁を汚してしまいます。汚れたら最後に掃除をすればよいかもしれませんが、あまり気持ちの良いものではありません。まして、コーキングの直後に雨に降られたりしたら困ります。
そこでまずは、屋根の軒先の雨どいを設置してしまうのです。しかしそれだけですと、マスの部分に雨が集中して流れ落ちますので、その雨水を仮に取り付けた配管を通じて足場の管やネットにぶつけているのです。そうすれば、雨水が足場の管やネットを伝わって、壁を汚すことなく地面に落ちてくれるという訳なのです。
今日の夕方から本格的な雪になりました。明日の朝にかけてかなり積もりそうですね。そうすると、屋根の上の雪どけ水が数日にわたって落ちていくことになります。こういうときに、雨どいの工事を先行しておいて良かったなと思います。