内装下地工事とユニットバス工事
那須塩原市の新築宅では、大工さんによる内装下地工事が始まっています。現在、2階の天井下地のボード貼り工事をしています。写真は、ベルックス・トップライト(デンマーク製)の周りを形作っているところです。
居間の上は吹き抜けになっていて、勾配天井にトップライトが埋め込まれ、光が燦々と入ってくるようになっているのです。清掃のための開け閉めは手動ですが、ロールブラインドをソーラーバッテリーにより開閉させることができます。しかもリモコン付き。1階の居間からラクラク操作です。ガラスも、アルゴンガス入りのLO-Eガラス。これで夏の遮熱対策も万全ですね。
今度のお宅は、お風呂が2階にあるんですよ。写真は設置工事中のユニットバスを1階から見上げところです。なんだか面白いですよね。
今度は2階から見てみましょう。ユニットバスの床が見えていますね。職人さんが、何やら水平器をあてがっています。実はこれ、正確に水平を出そうとしているのではありません。
実は、入り口の引き戸がつくところで、ほんのちょっぴりだけ、一定方向に傾くようにお願いしているのです。そうすることで、戸が引き込まれる方に水がたまることが絶対ないように対策をしているのです。
およそ水というものは、漠然と水平に施工すると、不思議なことに必ず『そっちへ流れたら困るな』というほうへ流れてしまうものなのです。よって、流れては困るほうのレベルは、見た目ではわからない程度であっても、必ず勾配をつけて上げないと危険なのです。
過去の失敗経験から学んだ教訓です。当時は壁をいったん壊して、入り口の修正をしました。壁の解体と復旧に大工さんが入り、その間にユニットバス屋さんがレベルの調整をし、そして内装仕上げ業者さんによって最終復旧という段取りでしたから、丸一日がかりの工事になってしまいました。無償で対応させていただいたのは申すまでもありませんが、お客様にもご迷惑をおかけしてしまったのでした。